あなたはお誕生日ケーキや記念日のケーキをあらかじめ予約して作ってもらいますか?
それともショーケースにあるデコレーションケーキを選んで“おめでとう”プレートをつけてもらうだけですか?
実はお誕生日ケーキや記念日のケーキはショーケースの中のものを買うより、予約したほうがお得なんです。
この記事では
☑なぜお誕生日ケーキを予約した方がいいのか? ☑予約するのとしないのでは何が違うのか?
という疑問にお答えします。
予約特典がある
お誕生日には特別な演出をしたいですよね。
個人店ではあまり見かけませんが、コージーコーナーや不二家など、工場でケーキを製造している店ではお誕生日ケーキの予約特典として景品をもらえます。
今日は息子のお誕生日🎂
— わんにゃん浄水器 (@water_etec) 2017年10月25日
コージーコーナーの予約特典でいただいたグラスがかわいい😍💕#コージーコーナー#お誕生日#バースデーケーキ pic.twitter.com/2uEv6CBbtW
娘のお誕生日ケーキをコージーコーナーで予約したときはバースデープレート皿でした。
特注ケーキを作ってもらえる
予約のケーキは予約が入るごとに引き取り時間から逆算してケーキを作ります。
時間を作ってケーキを製造するので、パティシエに心の余裕が生まれて丁寧に作ってもらえるんですね。
アニメや漫画のキャラクターケーキなど、特注品ケーキを作ってもらえるのです。
うへへ💓
— yuka (@yuka000504) 2019年1月22日
コナン君のキャラケーキ💓
かわいくて食べれなくて困ってる(✽´ཫ`✽)
冷凍保存すれば?って言われた… pic.twitter.com/pGagdh4v1p
写真プリントやキャラクターがプリントされている飴細工やホワイトチョコのプレートのケーキもあります。
息子の4歳の誕生日のとき、特注で妖怪ウォッチのジバニャンのキャラクタープレートを作ってもらいました。
担当のパティシエが親身になってアイデアを出してくれたり相談に乗ってくれて、ケーキを取りに行ったときに確認したときの感動といったらそりゃあもう!
私の息子のためにここまでしてくれるなんて!!ってすごく嬉しくて泣いてしまいました。
ケーキが新鮮
お誕生日ケーキは予約限定なので予約をしたら工場や店のパティシエがその時間に合わせて好みのケーキをつくります。
そのケーキを一番美味しく食べられるようにしているんですね。
ケーキの消費・賞味期限は設定されていないので、
ケーキを買うとお店の人から「生ものだから今日中に」と言われたり、ケーキ箱に「本日中にお召し上がりください」というシールが貼ってありますよね。
実はコレ、その日に作られているケーキではないことが多いのです。
ケーキ屋さんで働くと、ケーキは製造からだいたい3日以内に販売するものとして教えられますが、お客さんには2日目、3日目のケーキも「本日中にお召し上がりください」と伝えるように教育されます。

え!?それって消費・賞味期限の詐称じゃないの?
お客さんに嘘ついて騙しているってことだよね!?

当日製造したものを別の日に出してはいけないという法律がないので詐称にならないんだよ。

ええええーーーっ!?なにそれ!

法律では消費期限や賞味期限の設定は任意なので「本日中にお召し上がりください」というだけでもOKなんだ。

そんなアバウトでいいの?
これ初めて知った時は詐欺だ!!って思いました。
味や品質の劣化に問題がない範囲で消費・賞味期限は店の製造責任者が設定するため、 2日目、3日目でも販売してもOKなんですって!
このため、ケーキの鮮度にこだわっている店は当日の売れ残りは全て処分するという徹底ぶりですが、こういう徹底する店は日本では少ないです。
私が学生時代にアルバイトしていた5店中の1店のみが鮮度にこだわっていて売れ残りは全て処分していました。
2日目、3日目のケーキを販売している店がほとんどなんですね。
売れ残ったケーキをショーケースから店の業務用冷蔵庫に移動させてまた次の日に売れ残りのケーキから売っていきます。
ケーキは鮮度が落ちると味も落ちる
前日や2日前につくられたケーキを割引で出している店はまだまだ良心的ですが、値引きをせずに2日目、3日目も同じ値段で売っている店はなんだか詐欺にあったように感じますよね。
法律では味や品質の劣化に問題ないとされていますが、実際に当日ショーケースに入れたケーキと3日目まで残っているケーキを食べたら味が全然違います。
3日目は味が落ちていたり、崩れやすくなっていたり、びちゃっとなっていたり…
特にフルーツタルトのタルト生地がサクサクしたものを作っている店の当日のフルーツタルトはサクサクだけど、2日目のフルーツタルトはフルーツの水分がタルトに乗り移ってしっとりしてしまっています。
お誕生日ケーキでそのフルーツタルトを予約すると、フルーツは新鮮なフルーツでサクサクのタルト生地なので予約の方が断然良いのです。
予約ができないときはお取り置き
お取り置きとは今日の何時に取りに行くからうちの分を取っておいてねという当日限りの予約システムです。
予約不可の人気店でない限りはほとんどのケーキ屋さんはお取り置きOKなので電話するか、直接店に行って注文します。
お取り置きシステムは子供がまだ小さくて体調不良になりやすく当日にならないとわからないときに便利ですよ。
この場合はショーケースの中にあるものが基本ですが、パティシエに余裕があるときや朝にお取り置きの連絡をして夜の閉店間近に取りに行くのならもしかしたら作ってもらえる可能性もあるので問い合わせてみてください。
お誕生日ケーキだけでなく普通のショートケーキを買うときに、閉店間際になってしまうとか、すぐに売り切れてしまうケーキだったりするときはこのお取り置きシステムを利用すると良いです。
お店には「お取り置きしてますか?」と尋ねてから注文しましょう。
まとめ
一番最初に働いたケーキ屋さんで2日目、3日目のケーキをお客さんに今日中に食べてもらうように伝えることが菓子業界の常識だからと言われて「はいそーですか」と簡単に納得できるものではありませんでした。
法律違反はしてないけれど、当日作られたケーキの味とケーキの味が落ちた3日目ではとても同じ値段とは思えないほどの味の違いや品質の劣化があります。
苺のショートケーキの苺とスポンジは乾燥してバサバサになるし、クリームは分離していたり、タルトやパイのケーキは、時間が経つとタルト生地やパイ生地がクリームやフルーツの水分を吸ってしっとりしてしまうのでショーケースの中にあるデコレーションケーキを選ぶよりは予約した方が断然良いです。
事前予約ができなければお取り置きシステムを利用しましょう。